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野中です。
昨今SNSで話題になった「子持ち様」というキーワードを聞くと、ちょっと胸がキュンと痛みます。
子育てをしていない方からみれば、一時的に仕事のしわ寄せがきて負担が増えるのでそう感じるのもやむを得ないかもしれません。
解決策として、業務量が増えた方に対して賃金を上昇すればよいという話もあり、その賃金を上昇させた分について助成金が出るなんて国も政策してきたことにちょっと驚いております。
負担が増えたらお金を支払えばいいという対症療法的なものも解決策として一理はありますけどねぇ・・・長く続くのかしらというのが疑問です。
他の解決策として、
業務の見直し、属人化の廃止、DX化、テレワーク推進など仕組化を主張されている方もいれば(それはそれでよいのですが、子育て世代だけに特化せず必要な仕組化です)、
他に、助け合いの精神!と意見されている方も。。。すでに崩壊しているチームには立て直すのに時間がかかりそうですが😓
じゃあ、どうすればいいの?
と聞かれたらそれはそれで経営者や会社の考えもあるのだから、答えは導き出すことは難しいですが、長期的に社員の幸せを考えるのであれば、この本、よき気づきを与えてくれた本です。
フルタイムで働く夫婦に向けて書かれた本なんですけど、経営者や人事労務担当者にもぜひ読んでもらいたい一冊です。
まず、表紙をめくりすぐ目に入る言葉に度肝を抜かれました
「多くのデュアルキャリア・カップルは、家事を分担し、スケジュールを合わせ、仕事と家庭を両立させるために、込み入った方法を考案する。しかし、もっと深いところにある、二人の希望や不安、価値観に関する話は、ほとんどしていない。」
はい!私の家庭もその通りでした。
家事育児の分担を公平にすれば、平穏無事に過ごせるのかといったらそうでもない。そもそも自分の方が負担が重いと夫婦二人で思っているのだから、永遠に公平感なんてお互いもてない笑
話合うべきことは、分担割だけではなかったのです。何を大切にして何を省いていきたいか、理想の仕事、理想の家族。
それなのに、自分のことは言葉に出さずとも分かってくれていると勘違いしてしまうのは家族だから?いいえ、これって職場でもよくあることなんですよね。
自分の事を理解してもらってないと分かると、虚しくなること何万回笑
デュアルキャリア・カップルは、突っ走って生きる子育て世代だけでなく、人生これでよいかと振り返りが始まる40代・50代、そして仕事の引退を考え始める世代とそれぞれの転換期に合わせた対話を紹介しています。
職場でも家庭でも、自分はこうしたい、自分は〇〇が大事、自分はここが限界と意見を言うと共に、相手の意見もきちんと聞きお互い認め合う姿勢が大事なんだと感じた一冊でした。
野中
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