2022/12/02

内発的動機付けを小説から読み解く

ご訪問ありがとうございます。

野中です。

今週もドタバタな毎日でしたが、ひとつ、長い期間かかってしまった外国籍の方の遺族年金の請求がようやく完了したので安心しました。

これで来週からは年末調整に集中できるといいのですが。


仕事以外の時間では、この一週間、

早川書房「同志少女よ、敵を撃て」を貪るほど夢中になって読んでいました。

外交官を目指していた普通のロシア人少女が、不条理な出来事からロシア軍に入隊する話で、しょっぱなから話が過激すぎて小説に引きずり込まれてしまいました。

この少女は復習のために狙撃兵になるのですが、同じ女性の狙撃兵の中には、生まれに劣等感があるものや、自分の子供が戦争で亡くなり、子供の犠牲者をこれ以上出さないために入隊してきたものがいます。

この小説を読み進めると、戦争に加担するものたちの内発的動機付けが何であるかを読み解くことができます。

復習や怒りが動機付けの人は、底知れぬパワーをもっています。

女性部隊でありながら、勝ち進んでいく・・・

が、いくら勝ち進んでも心は晴れないのです。 

復習という目的を果たしても、虚しさしか残らないことを言いたかったのかもしれません。


上官の教えは 「無で戦え」 




あまり見返りは求めないタイプですが、それでもモヤモヤして仕事の終息を迎えたことが何度かあります。あまりいい終わり方をしていないと印象に残っているものは、感情に支配されているときです。

「無」

この言葉、しばらくは教訓といたします💂

真っ当な生き方、生きがいとは何かを考えさせる小説でした。




今週の癒しの一枚




猫カフェにて










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