2025/10/26

企業の成長段階におけるイシュー

ご訪問ありがとうございます。

野中です。


タイトルに、早速最近覚えた言葉「イシュー」を使ってみたくなりました。

簡単にいうと、イシューとは「本質的な解決すべき課題」のことです。

私的に最近ヒットした本です。




イシューからはじめよ[改訂版]――知的生産の「シンプルな本質」 | 安宅和人 |本 | 通販 | Amazon


アイディールフォレストが、法人成してから1年半たちました。3回目の決算期にも入ったところです。

自分自身が社会保険労務士とは何か右も左も分からない状態からこの事務所に入所して、約10年。社会保険労務士の職業に成長とやりがいを感じながら、組織の一員としてこの事務所に向き合ってきました。

一番大変だったのは、組織風土の醸成でした。

紆余曲折しながら今の状態になったのは、地道に朝礼、日誌、会議などのコミュニケーションを図り続けたことがよかったのかもしれないです。

今では、全労働時間の20%くらいコミュニケーションの時間です。これは零細企業にとってはかなり勇気ある配分です。


スタッフが9人になったうちの事務所の次のステップは、「安定化」を目指すこと。

組織の安定化、経営の安定化、技術の安定化・・・・。

中でも技術は、全職員に関係してきます。


大手の子ども向け写真館を立ち上げた創業者が、事業を個人の写真館から大手企業へと成長させていく中で「一番苦労したのは仕組み化だった」と語っていたのが印象的でした。

かつての写真館は、プロの写真家(男性が中心)が撮影するのが一般的でした。ところが、子どもと接するのが得意な女性スタッフを積極的に採用したことで、利用者の共感を得て需要が大きく伸びていったのです。

成功の秘訣は、技術は育てれば(仕組み化すれば)伸びていくものの、それ以上に「子どもが好き」というマインドの職員を雇用したからではないかと感じています。


専門職である士業も、仕事が人についていることが多く、仕組み化にしていくハードルが高い分野です😓

顧客からもスタッフからも有資格者はスーパープレイヤーを求められているのですから。

何より自分自身、経営者である前に士業であることを完全に手放せずにいます(いや、手放す必要はないのですが)。

ただ、今の課題(技術の安定)を乗り越えなくては、うちの事務所は現状維持のままになってしまうわけでして。

経営者って、何度も腹をくくらなくてはいけないのですね。

経営者になって約1年半。大分強くなってきました💪



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